センター試験終了
先週末は大学入試センター試験でした。
センター試験は現在国公立大学のみならず私立大学でも多く利用されていますが、センター試験を利用する大学は試験場及び運営の人員を提供しています。
というわけで、私もスタッフの一員になっているわけです。担当は昨年から始まったリスニングテストの補助です。
入試というのはもちろん公正を期すべく、運営側のスタッフにもさまざまな「決まりごと」があって、それがマニュアル化されています。各大学で行う一般入試でもそれなりにありますが、センター試験ではさらに膨大なマニュアルが使われます。
しかも、センター試験はかなり厳密な運営が要求されるし、運営の方もかなり気を遣うものです。で、今年もリスニングテストにおいて各地でトラブルが発生、私が担当した部屋では何事もなく終了したのですが、別の教室では再テストが出てしまいました。
マスコミは「それ見たことか」とばかりにリスニングテストのトラブルを報道していました。
リスニングテストで使う機械(ICプレイヤー)は全国で50万台以上。一応「不良ゼロ」を目標にしていますが現実的には不可能で、あらゆるトラブルを想定して救済措置を定めています。
運営側から見れば1000台のうちの1台程度ですが、受験生にとってみれば「1台中の1台」でしかないわけで、不良機械に当たってしまえば(本番スタート前なら機械を交換してもらえるし、本番中にトラブったら再テストを受けられるなどさまざまな救済措置があるとはいえ)、気分的にもいいものではないし時間はロスしてしまうし、疲れも増加するしでいいことはないわけなんですね。
「1000台のうちの1台が当たったんだ。ラッキー」ぐらいに開き直れるぐらいなら、そうとう強いんでしょうけど…(^^;)。
まあ、正直センター試験に関しては、特にトラブルに対して「マスコミ騒ぎすぎ」感は否めません。うっかり試験場で携帯鳴らしたり居眠りしたりでもしようものならたちまちマスコミ報道で全国の晒し者ですからね…。そもそも論として「センター試験でリスニングテストやる必要あるの?」という声もありますけどね。
| 固定リンク
« なっとくいかない話 | トップページ | にこにこ »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント