にむし
私は熊本で生まれ(生まれたのは玉名市だが、生後ほどなくして熊本市内に転居)、熊本市内の学校を幼稚園から大学まで卒業し現在も熊本に居を構えているわけですが…。
私が小学校の頃、校庭などでいろいろな遊びをやってました。
そもそも熊本だけなのか全国的なものなのか、名称も全国的に同じなのかそうでないのか…というのもいろいろあるのですが。
その中の一つが「にむし」。
全国的にある遊びなのか、全国で「にむし」と呼ばれているのかわかりません。
そもそもなぜ「にむし」という名称なのかも不明。
大まかなルールを説明すると(記憶に基づいているので微妙に違うかも)…
「にむし」のルール
- 20~30mぐらいの間隔で直径2mぐらいの円を2つ描く。
- 文具屋とかで100円ぐらいで売られているゴムボールを1個使用。
- 参加者は2チームに分かれ、じゃんけんで攻撃と守備を決める。
- 守備側は2人が両側の円にそれぞれ一人ずつつき、他の人はフィールド内に適当に散らばる。
- 攻撃側は全員が片方の円について「3周開戦」と宣言してゲームスタート。
- 守備側は円についた2人がキャッチボールを行う(普通のキャッチで1点・片手キャッチで3~5点・両手をクロスさせてキャッチすると10点…とかあって10点取ってボールをバウンドさせると円についている攻撃側を1人アウトにできる)。
- 攻撃側は守備側の隙をついて2つの円の間を往復する。誰か1人でも規定回数(たとえば「3周開戦」なら3往復)往復すれば勝ち。続けて攻撃でき次は「6周」(以後9周・12周…と増えていくが、そこまで時間はないことがほとんど
)でスタートする。
- 守備側は円を離れた攻撃側の選手にボールを当てるかボールを持ってタッチすれば攻撃側の選手をアウトにでき(円についているときはアウトにできない。ただしキャッチボールで10点とれば1人アウトにできる)、全員をアウトにすれば守備側の勝ちとなり攻守交代。
- 攻撃側は左手でボールを取ったら3歩動いて明後日の方向に投げることができる(守備側がボールを拾いに行く間周回を稼げる)。
とまあ、こんな感じです。文章だけで説明してもわかりにくいなあ…。
ボール1個でできるので小学校の頃はけっこう頻繁にやっていたのですが、中学校になると全然やらなくなりました。
もう一つボールを使った遊びとして「屋根死刑(または壁死刑)」というのもありました。
名前はすごく残酷な感じがしますが、ルールとしてはこんな感じ。
「屋根死刑(壁死刑)」のルール
- 参加者一人一人に番号を付けておく。
- 誰か一人が他の人の番号を指名しながら屋根の上(または壁の高いところ)にボールを投げる。
- 指名された人は屋根の上から落ちてくるボールをキャッチする。キャッチが成功したら別の人の番号を指名して再び屋根の上にボールを投げる。
- キャッチに失敗したら他の人はできるだけ遠くに逃げる。落球した人はボールをキャッチして「止まれ!」と叫ぶ(その時点で逃げている他の人は止まらなければならない)。
- 「止まれ!」と叫んだあと3歩移動でき、3歩移動した時点から他の人めがけてボールを投げる。狙われた人は避けるのはOKだが足を動かしてはならない。ボールが当てられればアウト。誰にも当たらなかったら投げた人がアウト。
- アウトの回数が一定になったら、壁に貼り付きの体制になって他の人からボールをぶつけられるペナルティあり(これが「屋根死刑」の名の由来か)。
他の人が指名されたとき、できるだけ遠くにいれば落球したときに逃げやすい反面、あまり遠くにいると自分が指名されたときに対応できなくなるのでそのさじ加減が難しいところです。「だるまさんがころんだ」のアレンジといった感じですね。
それ以外にもボールを使わない遊びとして「五一が五」なんてのもありました。
「五一が五」のルール
- 10m四方ぐらいの正方形を描く。その中に幅1mぐらいの十字状にオニの通路を描く。オニの通路で4分された正方形の一つに弧を描きスタート地点とする。
- 「五一が」「五!」でゲームスタート。逃げる側は4分された正方形を順番に回って行く(方向はどちらでもよい)。当然枠外やオニの通路には入れない。
- 逃げる側が5周すると勝ち(次は「五二」「五三」…となっていく)。
- 一方オニは十字状の通路だけを通ることができる。逃げる側にタッチすればアウトにできる。全員アウトにすればオニの勝ちでオニが交代。
- オニの足と足の間に自分の足を入れたり(「ネコ」と言っていた)、オニの両足を自分の両足で挟み込む(「イヌ」と言っていた)ことによって安全に周回できる権利を得ることができるというルールもあった。
まあ、基本的に全部男の子が野外で行う遊びなのですが、今の子どもたちはこういう遊びをやってるのかなあ…。
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